「大阪自然教室」は、自然に触れる機会の少なくなった大阪近郊の子どもたちに、日帰りで山登りや草木を使った遊びをしたり、長い休みには里山での農業体験や、自分たちで計画した旅でのキャンプ・自炊などの生活を通して、自然や人と触れ合う場を提供しています。

子どもとリーダーが、関西の山や川や海でさまざまな自然体験をしながら、互いに成長していくことを願って活動している1973年発足の市民団体です。

主な活動として、
関西の自然の中で、1日かけて日帰りで遊ぶ「例会」と宿泊を伴う「特別教室」があり、特別教室ではキャンプや自炊などをするものもあります。
他に「ムササビを見る会」「野鳥観察会」等の自然観察会も開催されます。活動の様子は あるばむ よりご覧いただけます。

また活動報告としては、すべてのページを毎回手書きで作成している大阪自然教室の機関紙「みどりのしんぶん」を月に一回発行しています。

例会

毎月日帰りで行われる、関西の自然の中で遊ぶ定例会で、遠足のようなものです。リーダーの先導のもと、学年ごとに自然の中で遊びます。

ヤブの中を突き進み、草の斜面を滑り降り、源流を探検しに川をさかのぼる。サルのように木に登り、ふじヅルでターザンごっこ。落ち葉の中に埋められ、松ぼっくり戦争が始まることもあります。
おしゃべりしながら、小枝やクルミのペンダント、リースなどを手作りしたり、草木を使った遊びをする日もあります。ジャノヒゲ鉄砲の飛ばしあいや草ぶえの競争が開かれることも。
道中で見つけた自然の恵みには、一も二もなく飛びつきます。春の野草、初夏の木イチゴ、秋のシイの実、あけび、むかご。冬には冬の、冬イチゴ。時には渋柿やサンショにびりびりきたり。
そんなことをしながら一日中遊びます。自然は飽きることがありません。

特別教室

春、夏、冬の子どもたちの長期休みにあわせ、宿泊を含んだ共同生活を送ります。川で泳いだり、竹細工をしたり、カマクラを作ったり、色々な生き物を捕まえたり、自分でたてたキャンプで寝袋を使って寝たり、巻き割りをしたり、魚をさばいたり、あげていけばきりがないくらいの日常生活では経験できないアウトドア体験や自然体験が満載です。里山での農作業や、味噌作り、自炊などもリーダーに教えてもらいながら自分たちでやってみます。

時期、年度により企画、内容が変更される場合があり、また参加できる学年も変わります。詳細は募集開始と共に掲載しますので、ご確認ください。

これまでに行われてきたもの(一部)

  • 智頭特別教室(春、夏、冬:小2~小6):鳥取県智頭町の自然の中で遊びながら共同生活を送ります。川遊び、竹細工、カレー作り、雪遊び、山菜摘みなど
  • 四万十特別教室(夏:小4~中3): 高知県四万十川沿いに歩き、川との時間を楽しみます。テント泊です。
  • 祝島特別教室(夏:小3~小6): 山口県上関町祝島で、海を身近に感じる生活を送ります。
  • ぶらり旅(春:小6~中3): 地域の生活に触れながら、目的地まで歩く企画です。荷物も重く、距離も長いので体力・気力が必要ですが、子どもたち、リーダーが助け合いながら歩ききるその達成感は格別です。

みどりのしんぶん

大阪自然教室では機関紙として毎月「みどりのしんぶん」を発行しています。子どもたちの例会の感想文を中心にした内容で、文章、イラスト、題字のすべてを100%手書きで制作しています。