今日は事務所で救命講習でした。

お昼のうちに救急薬品のチェックを済ませ、
救急箱を例会用から、「お泊り仕様」にバージョンUP。

6時半より特別講師の隆輝先生による講習会の開始です。

止血法、骨折の処置、火傷、熱中症、水難事故など、野外活動でよくおこる事故の対処。
心肺蘇生の実習。

救命法やその他のケガの応急処置は、日々研究されていて、去年覚えたことがもう変わっていたりします。
例えば、ほんの数十年前、まだAIDSを始めとする血液感染系の病気がそれほど有名でなかった頃の資料には、

「毒蛇に噛まれた人への処置
        まず傷口から毒を吸い出し、」

みたいなことが平気で書かれたりしています。
今時そんなことやってるの、時代劇くらいだよ・・・。

自然教室のような野外活動をする団体には、
例会のような日帰りでも、泊まりのイベントでも、
必ず事故のリスクがあります。

そのリスクを最小限に抑えるために、
①事故を起こさないようにするための動き
②万一事故が起こってしまったときの動き
の両方が必要です。

まず、①なんです。

最近は車の免許を取るときも人工呼吸は習うし、
いろんな企業で救命講習を積極的に受講する動きがあります。
ただ、それはあくまで、いきなり「②」の話なんですね。

「川の一番下流には必ずリーダーが一人立つ」とか、小さなことですが、
まず①の話から始まる自然教室の救命講習を受けるたび、

「あ~おれら責任重大やなぁ」

と再確認します。