13日、熱田での生活の本格的なスタート。

これから暮らしていく熱田を快適に過ごすための、身の回りの作業。
そして、熱田に暮らす人が当たり前のように行う、毎日の仕事。

畑の水やりを始め、作物の収穫、杉っ葉集め、掃除、生ゴミ穴掘り、風呂掃除、草抜き・・・。

他にも毎日の生活を営んでいく中でしなければいけない様々な問題、仕事をリーダーと子どもが見つけ、次々に新しい作業ができる。
ぼ~っとしている暇なんてない。ぼ~っとしているということは、今目の前にある仕事を終わらせた後の、楽しい時間を食いつぶしているということだから。

この日、作業が終わり昼食を済ませてからの時間は洗濯機に行った。
わりあい急な流れが岩肌を伝い、大きくえぐれたところに斜めに流れ込むことで自然の渦ができていることから名づけられたこの遊泳ポイント。熱田の家から徒歩で30分強といったところか。

人が遊ぶ為に用意された人工のプールと違って、流れや深さが1つとして同じ場所がない。そしてその場所でどう遊ぶかも、自分次第だ。

チューブに乗って、岩滑りをする者、
飛び込みにハマって何度も奇声を上げる者、
嫌がる子どもを無理やりとっ捕まえて水に投げ入れるリーダー、
嫌がる子どもに容赦なく水を浴びせ続けるリーダー、
嫌がる子どもに口から霧を浴びせるリーダー、
嫌がる子どもに

川の水は容赦なく冷たい。
暑さに耐えかねてたっぷり水を浴びるつもりで勇んでやって来た子どもたちが、ものの30分で水から上がってしまう。ぶるぶるふるえている子も。自然で遊ぶには体力と気合が必要なのだ。
その点おれは自覚と責任を背負ったリーダーなので2時間泳ぎっぱなしでも平気である。

急な上り坂の続く帰り道を歩き、熱田の家に着くとすぐに夕食作りだ。
食材切り、鍋釜など火の番、それぞれが自分の得意な位置に、そして人手不足から苦手な仕事にも挑戦し、さらにその人手不足解消の為、得意分野を弟分たちに指導する。
熱田の作業はどれも自分ひとりの完結では決してなく、常に集団生活の中で行われる。

準備1時間食べるの15分ちょっとの食事を終わらせ、日が沈んでからは憩いの時間。
この日は小6のメイが誕生日ということで、フルーツたっぷりのバースデーケーキでお祝い。
「特別教室の時期に誕生日の子めっちゃ羨ましいわぁ~」と子どもたち。中学生くらいになってこんなに大勢で自分の誕生日迎えられるって、最近あまりないんじゃないかな?

ちなみにおれの誕生日は毎年ちょうど祝島の頃。
みんなが食べてる鯛だのタコだの毎晩の豪勢な食事はすべておれの誕生を祝うという意味もあるということを頭の片隅に置いてくれるだけで、リーダーはもう満足だ。

2008年8/12~8/17「熱田」生活編件のコメント

  1. 洗濯機でのプロレスは僕の勝ちかな?

    I like professional wrestling

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