今年は下見の日に悪天候ということが多い。
多奈川、武庫川、どれもぱっとしない天気。
ただし例会本番はいい天気になることが多く、その点は救われている。

5日の日曜は星田の下見。
前日からすでに小雨がぱらついている。

ちなみにおれは数ヶ月前に買ったカッパを未だ1度も開封しておらず、OSKのイベントで雨が降ると非常に憂鬱だ。カッパは、使うと必ず汚れる。

星田の駅に着いた頃は雨自体はそれほど激しくはなかったが、
山に入ると下草はもう水びたしだ。仕方なくカッパのズボンのみ初使用した。もったいない気持ちでいっぱいだったがしかし、いざはいてみると新品ならではの水弾きの良さがたまらない。

例会本番に子ども達と歩くコース以上に、
長い距離を歩いて遊びのネタを探したり、
図鑑を見比べてじっくりと知識を増やしたり、
リーダーはそれぞれ自分のスキルを下見で上げていく。

それぞれのリーダーに、当然のことながら興味や得意分野があり、
下見の仕方にも個性が出るのでおもしろい。

花や実など植物を片っ端から調べ上げ、
常に図鑑片手に過ごす、ユ-。ちはる。

おなじみ、虫好きの六郎。
しかし彼は虫好きが高じ過ぎて、山でよく見る程度の虫には興味が湧かない。

かっすんは長い経験から知識も豊富だが、
その遊び方は実に野生的だ。
子ども的、と言い換えてもいい。
季節ごとの花の匂いに最初に気づくのは大体かっすんだし、
イチゴやアケビ、クルミなど山の味覚を逃さない。

この日山から下りた帰途合流したおれとかっすんは、背の高い栗の木に大きなイガが実っているのを見つけ、小一時間格闘の末丸々とした栗を手に入れ、駅前で茹でたそれはとても旨かった。

それぞれが、それぞれの方法で自然の面白さを探す。
時には、それほど興味のない部分にも接してみる。
例会当日の主役は子ども達だ。
だから、下見の日のリーダーは、
とりあえず自分を子どもに戻して、
楽しいと思える遊びをいろいろと試してみる。

 

 

 

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