下見の日から2週間を経て、9日、箕面。

既に佳奈子との下見の道中、「2年のみんなはこの道歩けるかな~」などとすっかり2年担当のつもりでいたら、久しぶりに正規学年の3年生へ。

今回は体験参加の女の子2人に対し、リーダーは佳奈子、美樹、そしておれの3人だ。

落合谷から尾根道を北へ、山池の周辺には色づいた紅葉が。さらに北の尾根道をゴルフ場方面へぐるっと周る。

大きいものでは30センチにもなる茶色い丈夫な、ホウの葉。今回の目玉はその独特の香りを利用した「ホウ葉味噌」と、初挑戦の「ホウ葉茶」だ。

佳奈子が持ってきた味噌は、リーダーが精魂込めて仕込んだ「智頭味噌」。ホウ葉の上に盛り付けて、蒸し焼きにする。ネギ入りとシーチキン入りの2種類だ。

さらに同時進行でホウ葉茶の準備。
細かくちぎった葉をじっくりと炒り、煮出す。

一番の成功は、ネギ入りのホウ葉味噌だったようだ。ネギの食感、ホウ葉の独特の香り、焦げた味噌の風味が最も感じられた、とにかくみんなご飯がすすんだ。シーチキンはその味自体が強すぎ、おいしいことはおいしいがホウ葉味噌としてはもう1つ。

ホウ葉茶は、クセの強いジャスミンティーのような味。独特の香りが強すぎて、好き嫌いが分かれる。当然、子ども達には不評だった。

今回は大人の味で攻めてみたところ、評価は半々といったところ。
これからぐっと寒くなってくるので、ハズレ無しの食材、冬イチゴはもうすぐだ。