予定だが、2月の例会が8日。その1週前の1日にリーダー達による下見を行う。さらにその数日前の水曜、「集約」という作業がある。

それぞれの役割分担によって進められた「みどりのしんぶん」の各パーツを、この日事務所に持ち寄り、決められたレイアウトに従って切り貼りをしていく。
レイアウト用紙という細かい方眼の入った紙に、本文の字、絵、大小題字を1枚に貼り付ける。ペーパーボンドという便利なものがあって、このボンドは紙と紙をぴたっと貼り付けてくれる上、剥がすのも簡単だ。

すべての配置が終わったら、上部に大題字のないページの寂しさを解消するため、小さな絵を等間隔で入れていく。天と地にそれぞれ描くから「天地」と呼んでいるが、絵に関しておれが手伝えるのはこの天地がやっとといったところだ。それでもまず六郎にお手本を描いてもらってそれを参考にして、ということが多い。ほんと目で見る芸術苦手。

すべての原稿が完成したらその日の作業は終了。印刷は事務所から自転車で10分程の印刷屋さん。集約の次の日の朝、地理的な理由もあり事務所から自転車圏内に住むおれが出しに行くことが多い。

夕方、「発送」作業。
6時頃、その日最初に事務所に着いたリーダーは台車を引っ張り、印刷屋さん「タップハウス」に印刷された新聞を取りにいく。最近は高校生が専らこの仕事にあたっているのだろうか。

ちなみに2月のしんぶんは表紙から始まり裏表紙まで12ページ構成だが、この日タップハウスから受け取る完成品は3種類。
例えばそのうち1枚の内訳は、

表:1ページ(表紙)、12ページ(裏表紙)
裏:2ページ、11ページ

という具合。それを事務所に持ち帰り、手作業でソートし、折る。
毎回の発行部数は500部ほど。すべて手作業だから肩も凝るってもんだ。

最後に大事な一仕事。
表紙の上部、「みどりのしんぶん」の緑色のハンコ。
500部すべて心を込めて手押しです。
この「手作り感」がリーダーらの自慢だ。

発送作業の日の夜は、事務所の近くのポストが「みどりのしんぶん」の入った封筒でいっぱいになる。
月イチの例会と特別教室でしか会えない子どもとの、大事な繋がりの1つである。
だから例えば同じ家に住む兄弟姉妹あてにも、1冊で済ませたりは絶対にしない。しんぶんは必ず人数分。
会員1人ひとりに、「例会楽しかったな~」という気持ちと、「次もおいでや~」という気持ちを直接届けたいからだ。