11月例会でホウ葉茶を振舞っての大人トークで体験っ子のハートをがっちりゲットしてしまった実績を買われ、今月は全員が体験、普段の例会にはない「1年生」の担当に。これから新年度までは必要に応じて1年生班を作っていく。

最近は子どもの数が少なく、10名以下や、ひどいときはリーダーとマンツーマン、なんてこともあったが、今回の1年生はお母さんたちが方々に声を掛けてくれたようで10人以上と盛況だった。お母さんありがとう。

リーダーは毎月の例会が終わった直後、必ず反省会を行って全学年の雰囲気やフィールドの様子の情報交換をしている。だからどの学年の子もある程度の情報はすべてのリーダーの中に入っているものだが、その事前情報が1年生には一切ない。例外的に、親班で一緒に来ていた子が1人2人、といったくらいだ。

大人しくツル細工で攻めるか。それとも体力勝負でガッチリいくか。当日子どもの様子を見て判断する。そのためにすべての準備をしておく。
ノコ、ナイフ、剪定バサミ、キリなど、基本的な工作道具の準備はバッチリ、当日同じく1年班のともひさに言いつけた。抜かりなし。

箕面の駅から滝道を程なく登り、桜広場へ。
斜面を登り松ぼっくりを探し、「松ぼっくり戦争」の開戦だ。
松ぼっくりが顔に当たって泣く子ども。例年なら復活に小1時間は要するものだが、
今年の1年は立ち直りが早い。泣いてた少年が率先して前衛部隊に。

しかも体力も十分だ。普通、低学年はここってときにじっとしていられないムダ体力の

わりに、ちょっと歩くともうグロッキーというパターンがほとんどなのだが、今回は桜広場

で戦争を終えた後、ハート広場でしこたま走り回り、時間通りきっちり帰ってきた。

山道を歩くときは石を落とさないとか、斜面を下るときは間隔を空けないとこけて滑ったときに危ないでしょとか、これから教えていかなければいけないことはたくさんあるのだが、木登りも崖登りも1人でできてしまう子ばかりで、「初めての1年生」という意識にはならなかった。唯一新鮮さがあるとすれば、おれらのことをちゃんと「リーダー!」と、あるいはそれさえわからずに「先生!」と呼んでくることくらいだ。どうせ3ヶ月もすれば「たかしキモい」言うんだろうが。

ハート広場では地面一面を枯葉が覆い尽くしていたので、集めて集めて「土遁の術」。最初はみんな葉っぱの中に埋まるのはいや~などと言っていたのだが、1人が餌食になったのを合図に9人が1列の葉っぱの中に。ちなみに残り1人は最後まで嫌がったのではなく、せっせと9人の世話をしていた。後で知ったが妹がいるらしい。7年ぽっちしか生きていないくせに、こういう癖は出るものらしい。

帰りも結構な急坂を下りてきたが、まだまだ遊び足りないのか、「まだ帰りたくな~い」言ってた子がちらほら。

大丈夫。来月もあるから。まぁ来月は激しすぎて毎年泣く子率トップの「遊び大会」なんだが。

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