3月25日、ぶらり旅五島編及び瀬戸内編が出発。
さらに27日朝、智頭特別教室一行が新大阪を発った。
2009年度春の特別教室は、今がその真っ只中にある。

この時期の事務所、特に特別教室に参加するリーダーの忙しさはハンパではなかった。
基本的に自然教室のリーダーは毎週木曜に事務所で会議、日曜に例会あるいはその下見というスケジュールで動いている。
しかし特別教室の準備をするリーダーには曜日も何も関係ない。
この時期の参加リーダー達との個人的なメールのやり取りを今見返してみたが、いたるところに、
「今事務所やねんけど・・・」
「今日は西村(代表)さんの電話で起きた・・・」
などといった内容のものがある。ひどいのになると、
「今日は事務所に12時間カンヅメやった・・・」
身内ながらみんな本当によくがんばったと思う。

企画が立ち上がってから、本番最終日子どもを大阪に無事帰すまで、肉体的にも精神的にもしんどいことが満載だが、そこを踏ん張った者にしか味わえない大きな感動や、たくさんの思い出を抱えて帰ってくることだろう。

おれは小中学生の子どものいる家庭に自然教室を勧める機会があったとき、「何度か来てみてください。特別教室にぜひ参加してください」と言う。決して「絶対におもしろいから」とは言わない。
日常と大きくかけ離れた生活を何日も過ごすわけだから、「楽しかった」という以外の感想が出て当たり前だと思う。
たまたまその子の興味に合わなければどうしようもないし、怪我や病気で楽しめない可能性も否定できない。
ただ、逆に今回の参加がその子にとって一生の思い出になる可能性だって十分にあると確信しているからこそ、「とりあえず参加してみてください」とこれからも言い続ける。
今回参加できなかった会員のみんな、夏の特別教室は全参加でよろしく。

水曜日、五島編ぶらり旅のリーダーとして旅立っていった森君。
大学生時代に彼を四国編ぶらり旅に連れて行ったおれとしては非常に感慨深い思いがある。

プライド、というべきか、複雑な感情が今おれの中で交じり合っていて、

最高のぶらり旅で帰ってきてほしいと言う気持ちが9割。
1発目で「たかしに連れて行ってもらったときよりおもしろかった!!」なんて言われちゃたまったもんじゃない、というのが1割、2割、いや3割・・・。

子どもに直接の危害がなく、「やっぱりぶらりのリーダーは大変やわぁ」と思わせるくらいのアクシデント、としては・・・、

「きっちり調べたはずの電車の時刻が休日ダイヤだということに当日になって気づき、唯一次の船に間に合う電車は陸橋を渡った反対ホームで今まさに発車のアナウンス。重いリュックを背負った子どもが走ることができず、やむなく森君自分のに加え子どものリュックを両腕に抱え全力疾走!!!」

ってとこか。

・・・ちなみにおれの時は電車でなくフェリーに乗り遅れかけたのだが、80ℓの自分のリュック+60ℓの子どもリュック両腕に抱え全力疾走した当時はほんと若かったんだなと思う。