新年度1発目、4月の例会は恒例の三川合流点。
しかし今年は武庫川にて春の散策を行う。

本来秋のフィールドである武庫川を、4月に持ってきた理由には、河川の開発が進み、いつも使っていた三川が例会のフィールドとして適さなくなったことがある。
年に1度とはいえ、長年遊びなれてきたフィールドがなくなるのは非常に残念だ。

1年を通して複数回行う例会は今のところ箕面のみで、そこには「四季を感じる」という明確な目的がある。ネタ不足で同じ場所に行っているのではない。
大阪という、有数の都会を拠点に自然体験を行う我々には、人の手が入り過ぎた場所も、逆に人の手が入らない場所も活動するには難しい場所になる。難儀なことだ。

さて、武庫川である。

宝塚で集合の後、さらにJRに乗り込みそれぞれの駅へ。
「てくてくハイク」という名のとおり、この例会は主に山ではなく田畑を縫った里歩きだ。
相野、相本、草野など、それぞれの学年のリーダーの経験や直感で降りる駅を選び、遊びネタを探す。

我々が知っている武庫川のイメージというのは、刈り取られた稲株の並ぶ田んぼ、彼岸花、柿、栗、アケビといった秋の風景だが、春の武庫川はどんな表情だろうか。

2週間前、といえばちょうど特別教室の最中だが、その日曜日に大阪残留組により既に1度下見をしている。といってもかっすんとおれの2人のみだが。
その時はまだ、日差しは少し暖かいものの冷たい風が吹き、まだ「冬の終わり」という感じだったが、今週の下見はおれや直人にとっちゃ既に「初夏」と言えるくらいの気温である。この調子で暖かい本番を迎えるなら、川遊びができる班も出てくるだろう。

人工のプールなどと違って、川の中には尖った石や、心無い人が捨てたガラスの破片が散乱している。必ず、水用の靴、サンダルなどを着用して入ること。
ちなみに3月の例会で水に入る際の諸注意をしようと振り向いたおれをかわして飛び込んだ新2年生のやんちゃな君たち、そう君や君。
リーダーより先に入ったらだめです。リーダーがだめと言ったところには入っちゃいけません!言うこと聞かないとリーダーは怒ります!怒るとどうなるかというと、・・・、
頼むでほんま!