おれが自然教室のリーダーを始めた高校生の頃は、中津、特に3丁目には当時のリーダーの家が多くあり、小学校のクラスなどでも5人に1人は自然教室に参加したことがあるような具合だった。古きよき時代である。

その中津での凧揚げ大会。

今年は凧揚げに加え、桜の木やドングリなどを使った作り物のコーナーや、ダンボールで草すべりに興じる子ども、それぞれがおもしろいと思う遊びをしていた。
お父さんお母さんは豚汁作りの料理や火の番。給食で使うような大きな鍋にたっぷりの豚汁ができた。

智頭でリーダーが汗水流して育てたもち米を、中井リーダーの協力を得て前日に搗いてあり、焼いたり汁に入れたりして食うとうまい。智頭の米や、祝島のビワ茶など、特別教室で縁のある特産品の販売もしているので、楽しみにしている人もいるだろう。

そして恒例の紙芝居。終わってからのせんべいがまた楽しみである。

淀川の左岸、すなわちこの1月例会のフィールドには以前から高速道路を通す計画があり、そのことに対するアンチという意味もこのイベントには込められている。確かにここ数年で堤防の真ん中に配電盤のようなものが設置されたり野焼き禁止の看板が立てられたりしており、まともに建造計画が始まれば凧揚げ大会もできなくなるだろう。便利さということでは結局できたものは使うことになるのだろうが、一方で家のそばの自然が消えていくのは残念でならない。来年は無事に同じ場所で凧が揚げられるだろうか。そういうことを毎年考えさせられる、意味深い例会である。

 

遅ればせながら、自然教室の会員のみんな、保護者のみなさん、リーダーはじめ日記を読んでくださっているみなさん、明けましておめでとうございます。
今年も大阪自然教室はがっつり子どもと遊んでいきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です