みなさんこんにちは。大阪自然教室関東支部、というかむしろ三浦半島支部ののりこです。
いやー、今日は関西も昼間は大荒れの一日だったそうですが、ここ関東は、夕方から夜にかけて雨風がびゅーびゅーです。今も外で風がうなってます。家への帰り道、本気で何か飛んでくるのではないかと思い、めっちゃびびりながら歩きました。
さて、私は海のすぐそばに住んでいるのですが、めちゃくちゃ海が荒れた次の日に、特にこの季節、どーしても気になることがあります。それは・・・「メカブ」です。
メカブ、ってみなさん知ってますか?メカブというのは、ワカメの根元の部分にある、ひだひだのことです。スーパーでカップに入って売っているのは見たことがあっても、このひだひだは見たことが無い人も多いかもしれません。冬の間に成長したワカメを春に収穫しますが、その時一緒にめかぶも収穫されます。春を過ぎると胞子を飛ばしてしまい味が落ちるので、この春の時期が旬です。ちょっと難しいか?とりあえず、春はワカメの季節で、ワカメと共にその根元もおいしい、まあそういうことです。

私の住む三浦半島はワカメの産地としても有名です。沖にワカメの養殖場がありますが、海が荒れるとそれが、ぺらーん、ぺらーんとはがれて流れ、岸に打ち上げられるのです。つまり海岸を歩くと、ワカメ&メカブが落ちている!そのため海の荒れた翌朝は、ステキな拾いものをしようという人たちが海岸に集まってきます。私もその一人という訳です。ふふふ。

持ち帰ったメカブは、家に帰って熱湯でさっと湯がき、ひたすら細かくします。熱湯に入れる前は変な茶色、まさに海藻色なのですが、お湯に放ったとたん、サァーッと鮮やかな緑色に変わります。この色は感動ものです。上にワカメもついていることがありますが、これももちろん頂きます。乾燥ワカメとは食感が全く違い、歯ごたえがあってもう美味しくて美味しくて!これを食べながら、春だなあ、と思う訳です。

嵐の音を聞きながら、メカブを思い、ちょっと熱くなってしまいました。本日はこの辺で。機会のある方は、是非食べてみて下さいね!はまりますよ、メカブ。