5月20日の天候は曇り。はれたら気温がめちゃめちゃあがるので、これぐらいの天気でちょうどよかった。
さて今月の報告は2年生。4月が雨だったので、今月の例会が事実上初めてだ。だからコースはちょっと短めにして行った。
山までの道は虫をつかまえて、種類を鑑定しながら進んだ。観察用カプセルに虫を捕まえてばんばん調べていく。このために用意した図鑑は各種昆虫とクモ、カエルなども入れて総重量5kg超。ちょっとした泊まりに行ける荷物と同重量だ。5月ということもあり、虫の季節的にはちょっと早かった感じで、種類はそんなに多くなかった。6月の例会ならもっとたくさん見つかるはずだ…ちょっとまて、来月もこの重量の図鑑を持っていくのか?
虫を探し、見つけるたびにカプセルに入れ、図鑑で調べ、とかやっていたので、登山口に着くまでに1時間もたってしまった。山道をちょっと進んだだけでもうお昼ごはんの時間だ。
お弁当のあとは近くにはえていたツルで自然教室伝統の「ターザン」もやってみた。学年にあわせてちょっと低めだったけど、スピードは充分。「入門編」にはちょうどいい感じ。
ターザンを楽しんだらふたたび出発。こんどはいわゆる「登山道」から少し外れて水の流れる谷底を進む。自然教室なら「道」だと認識されるけど、これを道だと思うのはシカかイノシシぐらいのものだろう。高学年ともなると一日中こんな所を歩くこともあるけど、2年生なので今回はここだけ。距離も200mほどだ。せまい谷をぬけると少し広くなった場所がある。入り口が狭いので、他の登山客があまり来ることもなく、自然教室ぐらいしか行かない穴場だ。以前ここでターザンをして落っこちた人の名前が冠せられているといえば、自然教室歴の長い人ならピンと来るのではないだろうか。
「カヨ落ち谷」では丸太の一本橋をわたったり、ツルのブランコでロデオごっこをしたり。急な坂を登って遊んでみよう。
落ち葉がつもったよくすべる斜面は登るだけでも楽しい物だ。斜面だけを登る予定だったけど、その上にある岩壁でロッククライミングまでできてしまった。大人でも二の足を踏むような岸壁だったのだが、子どもたちはほいほいと登っていってしまった。いや、君たち、せめてリーダーが行くまで待ってくれ。
帰りは下り坂をダッシュ!石ころだらけの山道を駆け下りるのだ。転んだりしそうで、一見かなり危ないが、それは大人目線での話。体重の軽い子どもならこけてもすりむくだけなのだ。子どもにかぎって言えば「スリルとスピード感があるわりにたいしたケガをしない楽しい遊び」である。ついていくリーダーは体重が重いので「危険な遊び」なんだけどね。
走ったにもかかわらず解散場所には5分遅れで到着。いろいろ遊びすぎたみたいだ。もっとも高学年班が解散時間にも間に合わないぐらい遅れていたので問題はなかったが。
今年度初めての山の例会はこんな感じで、いろいろ自然教室らしい1日でありました。