みなさん、こんにちは。
リーダーのユキョンスです。
今回は、先日の箕面での2月例会について書きます。

箕面は、春(5月)、夏(8月)、秋(11月)、冬(2月)と年に4回行きます。
虫や草が少ないので、ほとんど人が通らない谷や尾根でも歩きやすいし、
冷え込みのタイミングが合えば池が凍ったり霜柱などが見られたりするので、個人的には2月が一番好きですね。

当日は期待通り?に冷え込んで、冬の箕面を堪能できる予感でわくわく。
朝、集合場所に行くとどんどんと集まり・・・なんと各班とも10人以上の大盛況。
寒すぎて参加が少なかったらどうしようなんて心配はいらなかったぐらいたくさんの子ども、保護者が来てくれました。

4、5年生の子どもたちといざ出発。
目的地はカヨ落ち谷です。(これは自然教室用語なので、間違っても通りすがりの人に「カヨ落ち谷ってどこですか?」とか聞いちゃダメですよ)
木の丸太で作った橋が渡りにくくなっているので、ちょっと直したいと思います。

山に入る前の道には雪や霜が残っていて、期待が膨らみます。
しばらく歩いてトンネルをくぐると、すぐの砂防堰堤の所に大きなつららが!
木の枝に水しぶきがかかって固まって出来たと思います。
見つけた瞬間、一人でテンションが上がって興奮していました。
かなり高い位置にあったのを引き寄せて、なんとか一かたまりだけゲット。
つららを見る機会はほとんどないので、子どもたちも大興奮です。
つららを持ち歩きながら先を進んで行きます。

そこからは霜柱通りと名付けたくなるぐらい、歩くとバリバリシャリシャリと音がなっていました。
しかも一つ一つが大きくて長い!
2、3cmぐらいのものもありました。
斜面にびっしりと固まって生えている?所がいくつもあって、タイミング良く見られて本当にラッキーでしたね。
さらに進むとまたもやつららを発見。
岩の隙間から水がしみ出ている部分が凍ってつららになっていました。
特別探さなくても、こんな感じで至る所につららがあって、両手に持ちきれないぐらい集まりました。
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ペースはゆっくりでしたが、歩いているとぽかぽかしてきて、それほど寒さを感じずに目的地のカヨ落ちに到着。
例会だけでなく、冬の不自由教室にも使われる自然教室の代表的なフィールドです。
まずは今かかっている橋を渡ってみました。
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やはりぐらぐらして安定しません。
少し横にずらしてみると、さっきよりはましになりましたが、真ん中がどうしてもしなってしまいます。
小学生はまだしも、中学生や大人が渡るには不安があります。
うーん。どうしようか。

考えている間に橋のすぐ近くで、小さい橋が作られていました。
初めはない方がましなぐらい渡りにくそうだったので、どうなるかと見ていました。
すると、あれこれ相談してだんだんと改良され、最後は手すりまで付けられて立派に完成。
リーダーが何も言わなくても子どもたちでやりたいことを考えてやっている姿は、まさに自然教室だなと感じましたね。
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大きい橋の方ですが、色々考えた結果、Y字の木を探してきて下から支えればいけるかな?という事で、捜索開始です。
倒木はたくさんあるのですが、Y字のものが少ない、あっても小さくて使えないです。
しょうがないので、5mほどの倒木を適当な長さに切って使う事に。
ノコギリで順番にギコギコ切っていきます。
ほとんど初めて使うという事だったので、持ち方や切り方を確かめながらやりました。
最近は家でも学校でも使う事が減っているなあと思います。
結構太いのでなかなか切れずに苦労しましたが、なんとか希望通りのY字になりました。
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ここで、昼ご飯を食べてから続きをやろういう事でお楽しみのお弁当タイム。
みんなおいしそうやな~
リーダーの分を作ってきてくれてたらありがたくいただくのにな~
なんてことを言いながら食べていると・・・ガタガタガタ
急に体が冷えてきました。
さすがに動かないとかなり寒いです。
足が水にはまった子どももおり、温まるために食後の散歩へ行きました。

さらに谷の奥をつめていくと予想通り霜柱天国。
これまで以上に大きくて長いです。
しかも、曲がっているものがたくさんありました。
僕と何人かは興奮していましたが、ほとんどの子どもは寒すぎてそれどころではない様子。
上れそうな所から無理矢理尾根に上がる事にしました。
結構急ですが、多少息が切れるぐらいでないと体は温まりませんからね。
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尾根道に出てから歩いていくと、6年、中学班とすれ違いました。
この日は子どもたちだけでルートを決めて地図を見ながら歩くという内容。
目的地はカヨ落ち谷との事でしたが、無事再会できるかな?

元の場所に戻ってから、作業の続きをするか山池に行くか聞くと
「山池に行きたい」
うまく行けば全面が凍っているので、それを期待して言ってみる事に。
準備してると6年、中学班が降りてきました。
ちゃんとたどり着けてよかったよかった。
入れ違う形で出発して、山池を目指します。
歩いていると、昼ご飯後は寒くてふるえていた子どももすっかり元気になりました。

しばらく歩いて山池に到着すると、ちゃんと凍ってる!
みんな一気にハイテンション。
とりあえず軽く足を乗せてみると・・・パリ。
やっぱり乗るのは無理ですね(笑)
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氷をどれだけ広く取れるかとか枝を投げて突き刺したりとかして楽しく遊んでいました。

ここで事件が起こります。
岸から池に向かって倒れている木の上に乗っていた子どもがツルっ、ボチャ。
すべって池にはまってしまいました。
僕は少し離れた場所だったので一瞬焦りましたが、近くのまりリーダーが助けてくれました。
幸いぎりぎり足が着く深さだったのでよかったです。
リーダーの着替えがあったので何とかなりました。
本人は「びっくりしたけど、水の中は暖かかった」と意外と余裕のコメント。
無事だったので何よりですね。
他の班でもはまった子どもがいたようです。
みなさん、山池に行った時は注意しましょうね(笑)

帰りはつららを見つけながらゆっくり降りました。
朝に見つけたつららはずっと持ち歩いていたんですが、溶けずに残っていました。
昼過ぎにはなくなるかなと思っていたので、びっくりですね。
霜柱につらら、山池への飛び込み?など冬の箕面を満喫できた2月例会でした。
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最後に業務連絡を。
次回、カヨ落ち谷へ行った班は、橋の近くにY字の木があると思うので、作業の続きをよろしくお願いします(笑)