海の日の連休のリーダー研修には15名が参加しました。リーダー研修と名はついているものの、弓河内集落の方との打ち合わせ以外は、過酷な炎天下での草刈りは汗が止まらず過酷!冷たいを通り越し、痺れるほど寒さの曳田川(ひきたがわ)は苦行でしかありません。

今年は6月に草刈りと集落水道の清掃に参加するために行く予定でした。しかし、様々な事情が重なったため地区の方と日程が合わずに行かなかったため、草刈りは5月の連休以来、実に2ヶ月半ぶりとなりました。3台の草刈り機が2台しか動かず、残りは長ガマや片手の手鎌での草刈りとなりました。
杣小屋の家の周りの草を刈らねばならない面積は半端ありません。とても一日では終わらず二日かかりました。

高校生はひたすら研鑽です

このリーダー研修には3名の高校生と、サブリーダーから実質的にワンランク上を目指す大学1回生1名が参加していました。
夏の企画では川遊びが主体になりますので、フィールドの把握は曳田川となります。弓河内周辺と杣小屋周辺では川の様相が全然違います。弓河内は平地ですが、それでも瀬だけではなく、淵もいくつかありそこがポイントとなります。
特に湯谷温泉近くの淵はリーダーでも背が立たないくらい深く、高さもありかなり勇気がいります。また、水温も低いため水の中に入るのも躊躇します。中にはすぐには水には入れず先輩リーダーから発破をかけられている高校生もいます。

さらに草刈りです。草刈り機の使い方を教えてもらい実際に動かしてみます。また、長ガマを簡単のようでスパッとうまく切れません。活動して行くにはしょっちゅう草を刈らねばならないので、否応なしにうまくなっていくでしょう。
なれたときのケガにはご用心を。

草刈り風景

今回のリーダー研修中のご飯はすべて簡易カマドを使って羽釜で炊きました。それは高校生リーダーにマキで焚くことを習得してもらうためです。
以前の熱田では、ご飯だけでなく、調理はすべてマキでやっていました。将来すべてはマキでできるようにカマドを設置していきたいと思っていますが、まだ杣小屋では五右衛門風呂と簡易カマドでのご飯炊きだけです。

熱田が終了してから10年以上過ぎているので、この火を焚く経験が途切れています。マキを燃やし続けるというのはけっこう技術がいることです。熱田では火の番が小五・小六のちびっ子がする最初の仕事でした。
さらに、ご飯をマキで焚くのは水加減と火力の微妙なコントロールが必要です。これができるようになれば一人前です。

かまどでの飯炊き

そして、高校生たちが火をしっかりつけることができ、ふっくらしたご飯が炊けてこそ年下の子らから尊敬の眼差しでで見てもらえるのです。多少の焦げ飯ならまだしも、シン飯など焚こうものならいっぺんで評価は急降下。先輩ずらもできなくなります。
そのため、風呂焚きと簡易かまどで火をつけるのですが、経験が途切れているから付け焼き刃。果たして今年、彼らはヒーローになれるかな。

そして、「おもしろ学校の夏休み2018」の最終応募状況です

これまで布告してきたように、「祝島」は1週間で、「生水の郷」も〆切をかなり残して募集人数を超えました。また、「四万十」も行けたらとしていた中学生の参加確認したところで終了。中学生は部活や塾との調整がなかなかつかないようですね。

いなば西郷」は厳しいですね。2年目の「杣小屋班」は小五が6名、小六が3名、中一が3名の合計12名の申し込みで、そのうち8泊は、(4泊をしてみて、そこで8泊するかを決める)という子を入れると、10名が8泊です。人数は少なくても、各期それぞれ宿泊数が11名ですから、ほぼ募集人数となっています。

問題は「弓河内班」です。現在、小二・小四が会員が少ないということが致命的で、小二が第一期、第二期共に1名、小四が第二期に1名です。小五が共に3名ずつです。残りは小三で、第一期は9名、第2期が5名で、合計第一期は14名、第2期は10名とアンバランスとなっています。

アンバランスといえば、女子が第二期は3名なのに、第一期の女子は11名なっています。これまで男子が多くて、2班に分ける際に男子だけの班を編制することは多かったのですが、昨年もどちらかの期だったか女子だけの班ができました。
少し前まで、男子ばっかりだから行きたくないと言っている、とよくお母さんたちから聞いていたので、いい傾向ですね。

「おもしろ自然楽校の夏休み2018」はこの参加者で7月28日の「生水の郷自然教室」からスタートとします。
ただ、豪雨の後に連日猛暑日が続いており、体調を崩しているとキャンセルが出ています。暑さに負けずに参加してください。