日程3月27日(金) 朝~ 30日(月) 夕方
対象小学5年生~6年生(3月3日まで6年生優先)
人数10名
参加費25,000円
子供会議3月22日(日) 午後1時半~4時
自然教室事務所(地下鉄中崎町下車)

春の企画に関しての問合せは 西村(090-1149-4326nishimura@osakashizen.org)まで

 春一番の強い風が吹くと、ひと雨ごとに暖かくなって春が駆け足でやってくる。そう、春といえば『ぶらり旅』の季節。胸を期待でふくらませ、重い荷物を背負って瀬戸内の島めぐりに出かけよう!

今回の『ぶらり旅』、君たちが目指すのは四国・松山の沖合に浮かぶ忽那(くつな)諸島です。忽那(くつな)諸島には、人が住む9つの島がありますが、一番大きな中島(なかじま)を中心とする怒和(ぬわ)島(じま)、二神(ふたがみ)島(じま)、津和地(つわじ)島(じま)、睦月(むづき)島(じま)、野忽那(のぐつな)島(じま)と、高浜港からの船便が結ぶ6つの島めぐりです。

 狭い瀬戸内を流れる潮流、往来する様々な船など、大小たくさんの島が重なるすばらしい瀬戸内独特の多島美の風景が見られます。自然いっぱいの忽那(くつな)諸島は有数のミカンの産地です。ミカンとひとくちに言っても、島で栽培する柑橘類(かんきつるい)は「温州(うんしゅう)ミカン」や「イヨカン」を筆頭に、新しくは「せとか」や「紅まどんな」など、その品種は多様で十数種類もあり、そのうえ、一年中どれかの品種が収穫できるのだそうです。また、忽那(くつな)諸島では島の浅瀬や速い潮流もあってタコやタイなどの漁がさかんで、磯釣りポイントもたくさんあります。他にも、樹齢百年を超えるサボテンや町並みを彩る鏝(こて)絵(え)と呼ばれる壁飾り、生きている木に彫られたお地蔵様、山そのものが社(やしろ)になっている妙見神社など、島の歴史と文化を感じられる建物などがすべての島のあちこちにちりばめられていて、どの島をどうめぐるか悩みます。ほ~ら、君も絶対に行きたくなってきたはず!

 今回の『ぶらり旅』のおおまかな日程は、27日朝新大阪駅に集合して新幹線で広島駅まで乗り、さらに在来線に乗り換えて呉駅へ。目の前の呉港から高速船に乗って松山観光港まで。松山観光港から少し歩くと忽那諸島への玄関口である高浜港に着き、そこから島めぐりがスタートします。忽那諸島で三泊して高浜港に戻ってくるのが30日午後。そして、伊予電鉄の高浜駅からJR松山駅に移動し、岡山駅までの特急電車に乗り、さらに新幹線に乗り継いで新大阪駅には夕方に帰ってきます。

 地元で活動する『まつやま里島ツーリズム連絡協議会』の方々と相談しながら、何をするのか煮詰めていきます。今回は小六・小五が参加することを前提に、集会所を借りるなど、少し負担を減らそうとは思っています。しかし、もしかするとテントになるかもしれません。その覚悟はしておいて下さい。とにかく、みんなで力を合わせて、長い道のりを歩いたり、おいしいご飯を作るためにがんばろう。

 重かった荷物が軽く感じられて、出発前の期待が全部思い出に変わったら、そこには成長した君がいることでしょう。さあ、この春は忽那(くつな)諸島で思いっきり旅を楽しもう!

おもしろ自然楽校の春休み:ぶらり旅2020募集要項

春の企画に関しての問合せは 西村(090-1149-4326nishimura@osakashizen.org)まで