1月例会「凧揚げ大会」を1974年から46年間行ってきた「中津運河跡」がフェンスに囲まれ、昨秋から「高速道路:淀川左岸線」の工事が着工されています。

堤防に渡る「中津一ノ橋」も撤去されましたが、それでも、フェンスの一ヶ所が開口されていて堤防に出ることができました。
しかし、その開口部も3月31日に閉鎖されるというので、先日見納めに行ってきました。

桜が満開を迎えているので、さぞやこの時期、淀川の土手も春の花が咲き乱れていると思ったのですが、色味は少なかったですね。
意外だったのは、ツクシがまだ芽を出しており、ヨモギも芽が出たところで、春の訪れが2週間以上遅いのかなと思いました。

それでも探してみると、クローバーやホトケノザやカラスノエンドウなどは咲いているのですが、他の所で見かけるものよりも勢いがないうえに、広い土手なのに数カ所で見られただけでした。

以前から気になっていたタンポポを探してみると、一つ見つけました。不思議なことに、「中津運河跡」のタンポポは在来種のカンサイタンポポなんです。都市部ではセイヨウタンポポにとって代わられているので、都市化の指標としてよくタンポポ調査がさてれいます。

「中津運河跡」脇の道路を隔てるとそこはセイヨウタンポポばかりです。埋め立てられてから50年ほど経ち、毎年アチコチからセイヨウタンポポの種は無数飛んできているはずなのに、いかに多年草とはいえカンサイタンポポしか見られないのは不思議です。

さらに探してみると、他にもロゼット状のものをいくつか見つけることができました。カンサイタンポポは小ぶりといいますが、いずれも小さかったです。
遅れている、4月に入れば黄色い花もつけるでしょうが、それも今年限りなんですね。